小田急グループの小田急バス株式会社は、2025年春、東京都調布市深大寺東町の路線バス折返場内(「晃華学園東」バス停)で、住まいと商いが共存する"なりわい暮らし"を実現する複合施設「meedo(みいど)」を開業する。
(画像はプレスリリースより)
「なりわい暮らし」を実現する「meedo(みいど)」
開業の背景には、この地域がかつて深大寺用水が流れ、水車が回り、野菜を洗ったり洗濯をするなど、人々の営みやなりわいが集う地域の拠り所だったことが挙げられる。
現在は、閑静な住宅地となっており、周囲ではコーヒーなどを飲みながらゆっくり過ごせたり、憩える場所を求める声も聞こえてきている。
そこで、大小規模が異なる店舗兼用住宅、土間付き住宅、シェア店舗に加え、井戸のある広場、バス待合所等からなる複合施設である「meedo(みいど)」が登場することとなった。
1階に大きく土間を設ける店舗兼用住宅では、住まいと商いが一体となったカフェや飲食店の展開、地場産野菜の販売などを想定。
また、施設の中央には、入居者や近隣の方が活用できるシェア店舗(キッチン)が設けられる。
さらには、屋外にはベンチを設置し、meedoのシンボルともいえる手押しタイプの井戸や水路、さらに周囲との調和も意図して、緑が多く備えられることになった。
近隣地域の憩い地となるうえに、災害時には地域の一時避難場所と設計されている、この「meedo(みいど)」からは目が離せない。
小田急バス株式会社