自由の女神像より4メートルも高い銅像
アフリカ西部に位置する
セネガルでは、日本円でおよそ25億円もの建設費をかけ、
高さ約50メートルの巨大な銅像が建てられ問題になっている。問題となった原因は、ワッド大統領が勝手な思いつきで建設をしてしまったということと、その莫大な無駄遣いに批判が高まっているのだという。ワッド大統領が観光収入の35%は「私のアイディア」と主張していることが、今回の騒動に繋がった要因ともいえよう。
この巨大銅像は、フランスからセネガルが独立をして50周年の記念を祝う為に建設され、3日に行われた除幕式には19カ国の首脳等が出席した。巨大銅像の建設を発案したワッド大統領は「銅像は植民地支配に虐げられてきたアフリカの復興を象徴した物」だと演説したが、貧しい生活を強いられているセネガル市民は「その金で病院が10は建ったはずだ」とデモを繰り広げた。
市民が生活をするのに大切な病院などを建てずに、無意味な銅像を建て、そのアイディア料は自分のものだと主張する大統領は私利私欲の亡者と言えるのではないだろうか。一日も早く、セネガルの人々が豊かに暮らせる日がくることを祈りたい。
セネガルが世界最大の像を公開-CNN