同僚の自衛官から性的暴力
性的暴行・・・女性にとっては一生トラウマとなってつきまとうとても酷い行為です。
このような行為を、同僚の自衛官から性的暴力を受けたうえに退職を強要されたという信じられない事件がありました。
北海道内の航空自衛隊基地に勤務していた元女性隊員は、夜勤中に飲酒していた1階級上の男性3曹に内線電話で勤務部屋に呼び出され、胸などを触られたり性的行為を強要されるなどしたそうです。
勤務中に飲酒
勤務中に飲酒していて、しかも勤務部屋でそのような行為を強要したとは驚きです。
その後、女性は上司に訴え出たそうですが、女性自衛官同席でなかったため細かい説明ができず、婦人科受診の申し出も「男性隊員が同行しないと認めない」と言われ、すぐには行けなかったそうです。
もし、女性の身体に異変があったらどうなっていたことでしょうか。とても恐ろしいことです。
さらに事件から4カ月後、上司らから「周囲に迷惑をかけた」と退職を強要されたというからひどい話です。
女性側の訴えをほぼ全面的に認める
その元女性隊員は約1100万円の国家賠償を求めましたが、札幌地裁は29日、女性側の訴えをほぼ全面的に認め、国に580万円の支払いを命じたそうです。
もっと支払いを増やしても良いのでは・・・と思いましたが、この支払いはみなさんからの税金ですからね。
なお、航空幕僚監部広報室の話では「裁判所の理解が得られなかった。関係機関と調整して適切に対応したい。 」などと言っているそうです。
防衛省