パレスチナ自治区ヨルダン西岸に住む、公務員のシャマル・アンワシさん一家は、10匹以上のヘビを飼っている。この地区では、通常ヘビは有害な生物だとされているのに、ペットにしているのは大変珍しい。
飼いヘビで遊ぶ子供たち
ヘビに詳しいアンワシさんは、近所の依頼により、毒ヘビを退治に行く。その際、毒が無いヘビがいたら、自分のヘビにするので、あっというまに飼いヘビが増えるのだ。
アンワシさんの子供たちは、ペットのニシキヘビたちととても仲良し。2歳のナタリーちゃんは、ヘビを馬のように乗り回したりしている。13歳のイブラヒム君は、お父さんの代わりに3メートルものヘビに時々餌をやる。
ヘビの餌は、ニワトリ、アヒル、ウサギなど。ナタリーちゃんと同じぐらいの子ヒツジも食べたりする。専門家は、子供とヘビだけにすると危険な場合があると指摘するが、アンワシさんは「ヘビは人間を食べない」とまったく意に介さない。まだまだ飼いヘビの数が増えそうだ。
パレスチナ自治区ニシキヘビ