
最近、米国では、共同住宅で、犬の糞が放置されるというケースが増えている。そこで、ペットの糞のDNA検査が導入されているそうだ。
ペットの糞のDNA検査
ペットの糞のDNA検査は、「PooPrints™ (プープリンツ)」というらしい。プーは幼児語の「ウンコ」から来ており、プリンツは、「フィンガープリンツ(指紋)」にかけている。ペットの糞を調べれば、それぞれのDNAから、どのペットかどうか即時に特定できるのだ。
糞害に悩む米北部ニューハンプシャー州の共同住宅では、犬を飼っている住民は、入居時に犬のDNAサンプルを差し出す必要がある。もし、糞を放置した場合、飼い主に100ドル(約8100円)の罰金が科せられるそうだ。フロリダ州やニューヨーク州などでも、共同住宅ではペットのDNA検査が行われているとのこと。
このプープリンツは、糞害防止に大きな成果をあげている。何よりも、どの飼い主かがすぐ分かるので、管理する側にもストレスが少ないという。
日本では、まだこのような問題は出ていないようだ。飼い主のモラルが高いのか、あるいは、米国の方が、コンパニオンアニマルとして、共同住宅でもペットを飼うのが当たり前になっているせいなのだろうか。
とりあえず、これで糞害にフンガイする人が少なくなれば、住民たちも満足だろう。
プープリンツ