
所はフランス。末期がん患者、クリスチャン・ナエット(Christian Nayet)氏が、心臓発作に襲われた救急車の運転手の命を救った。
救急車
救急車は、もともとナエット氏の検査のために、リール市の病院に行くところだった。ところが、運転していたピナ(Pina)氏が突如指のしびれを訴えたため、ナエット氏が運転を代わった。ナエット氏は所持する薬をピナ氏に与えながら、リール市郊外のランスの病院へと急いだ。
病院では、到着してから10分でピナ氏を手術。ピナ氏は命を取りとめた。病院関係者によれば、ナエット氏の素早い判断がなかったら、ピナ氏は命を落としていたという。
ナエット氏がヴォワデュノール紙に語った所によると、彼はピナ氏に「車のキーを貸しなさい!僕に任せなさい!命が危ないのは僕じゃない。君なんだから!」と叫んだそうだ。
結局、ナエット氏は、後で他の救急車で検査にいったとのこと。それにしても、重病患者でありながら、人の命を救ったナエット氏の行動は本当に素晴らしい。
リール市