
YKK株式会社は、外国籍社員向けに整備した工場内ハラール食堂にて、日本イスラーム文化センターより「ハラール認証」を取得し、4月より本運用を開始した。
(画像はプレスリリースより)
「ハラール」
「ハラール」とは、イスラム法の教義に従っていると判断されているもので、本来イスラム教徒は、ハラールの食べ物しか食べない。しかし、ここ日本はもっともイスラム教とは遠い世界だった。
YKK株式会社は、ハラールだけなく、ベジタリアンのサービスも黒部工場内で開始。外国籍の社員が安心して食事ができる環境を整えている。
YKKが黒部工場でこのような試みを行った背景は、同社の「技術総本山」である黒部において開発体制の強化を進めてきたためだ。
ファスニング事業は今後、海外事業会社から技術人材を黒部に受け入れ、現地リーダー候補を育成する取り組みを強化していく。
そのため、外国籍社員が研修に打ち込める環境を整えることが何といっても必要だったのである。
食から取り組む国際化こそ、効率的な技術人材育成の秘訣はなのかもしれない。
YKK株式会社