
今年は何かが変わっていく・・・そんな予感がする出来事が起こっている。
たとえば、1月9日にONE OK ROCKが地上波の番組に初めて出演した。NHKの18祭という番組である。これまで、同バンドは、人気があり、世界的にも評価されているにもかかわらず、テレビには登場したことがなかった。
(画像はWeb pageより)
SMAP解散との関連
その裏にはジャニーズ事務所の暗黙の圧力があったとも言われる。つまり、ボーカルのTAKAが元ジャニーズ、それもNEWSの一員だったからだ。
それなのに、とうとうONE OK ROCKが地上波に出てきた。これは何を意味するのだろうか。筆者はそこにSMAP解散との関連を見る。
この1年、SMAPが身を挺して苦しい姿を見せたことで何かが変わってきた。彼らが事務所の単なるアイコンを超えた存在であることを人々に知らしめたのである。その結果、世の中には密かに非ジャニーズへの動きが出てきたように思える。
その1つがONE OK ROCKの地上波への出演であり、もう1つが中森明菜の復活である。ジャニーズ事務所主導の金屏風の前での謝罪会見以来、稀代の歌姫は深い人間不信に陥り、ずっと回復することはなかった。しかし、昨年末のディナーショーでは往年の素晴らしい歌声を聴かせたという。
SMAPの解散は、芸能史上に残る悲しい出来事に違いない。だが、彼らはある真実を届けた。「才能ある良いものは残る」ということ、そして「不当な圧力は、本物を知る人々の心を変えることはできない」ということだ。
いずれ時が経てば、偽物は淘汰され、本物しか残らないのである。
ONE OK ROCK