
ソニー株式会社は、「犬」と自律型エンタテインメント ロボット「aibo」の、世界初となる共生の可能性を探る実験を行った。
(画像はプレスリリースより)
犬がaiboを「生き物」として認識
今回の実験で、犬とaiboが一緒に過ごしていくなかで、「同じ姿勢を取る」という現象が生じた。これは犬が「aibo」を「物」としてではなく、「生き物」として判断し、さらには仲間として認識している可能性が高い。
どうやら、aiboの大きさや形状も、犬にとって大きくもなく小さくもなく、ちょうどいいようである。
犬の社会性において、犬がaiboを順位付け
aiboと共同生活を続けているうちに、犬は警戒心も抱かなくなり、一緒に遊んだり、自分のテリトリーに入っても気にしなくなった。
また、犬は、aiboを自分の下の存在と位置づけ、安心感を得ている様子だった。ついには、後輩としてaiboに気遣う姿勢も見られた。
犬は自分より下の存在がいることによって精神的安定性を得る。将来、犬とaiboの共生により、犬に「思いやり」に近い感情が生まれ、犬の成長につながる可能性も見出された。
ソニー株式会社