
LED電球は、省エネのために、日本では白熱灯に代わって主流になっている。中国でも、長期戦略で、LEDの普及がなされてきた。上海市だけでも2200万個以上のLEDが使用されているという。
LED電球に含まれる水銀
中国ではLED電球の回収システムが無い。だが、現在販売されているものには、1個あたり0.25ミリグラムから0.5ミリグラムの水銀が含まれている。
環境工学の専門家によると、使用量が莫大なので、1個のLED電球に含まれる水銀は微量でも、全体になると問題になってくるそうだ。たとえば、1ミリグラムの水銀は、約360トンの地下水を汚染する。とすると、1個のLED電球は90トン~180トンの水と周辺土壌を汚染する可能性がある。
水銀及び水銀化合物は、人体に入ると排出するのに大変時間がかかり、肝・腎臓、中枢神経、自律神経等を害する。
中国のLED電球はすでに1億個を越えている。それらの電球が将来、生活ゴミとして出されたなら、じわじわと中国人民の健康を蝕んでいくだろう。
早急に回収システムを整えるべきだ。
ところで、日本のLED電球対策は万全なのだろうか?
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