
もし、あなたが悩みをかかえて鬱々していたとしたら、それはそんなに悪いことではないかもしれない。というのは、悲しい気分は創造性を高めるという実験結果があるからだ。
実験結果
ハーバード大学ビジネススクール教授、Modupe Akinola教授の実験では、被験者にスピーチをさせ、その間、肯定的な反応と否定的な反応をした。スピーチの後で被験者にコラージュを作らせたところ、否定的な反応をされた被験者の方が、より創造的な作品を作ったという。
また、豪ニューサウスウェールズ大学の社会心理学者Joe Forgas氏の実験によれば、憂鬱な気分の人の方が、注意深く、集中力が高く、記憶力がいいことが判った。
偉人たちは憂鬱
さらに、ジョンズ・ホプキンス大学の精神医学教授Kay Redfield Jamison氏が、英国の作家や芸術家の生涯を調べたところ、成功者は一般人より鬱病の罹患率が約8倍高かったことが判明している。
ゴッホ、バージニア・ウルフ、キーツ、ソクラテス、プラトン・・などなど、後世に優れた作品を残した歴史上の人物は皆憂鬱だったようだ。
ハーバード大学ニューサウスウェールズ大学ジョンズ・ホプキンス大学