
岡山県の各自治体には、イノシシを捕獲した人がしっぽを持っていけば、捕獲補助金が貰える制度がある。田畑の収穫物に被害を及ぼすイノシシ対策として採用されているのだ。
妙に多いしっぽの数
補助金の額は、自治体によってまちまち。美作、玉野市が最大5千円、備前市が3千円、総社市はゼロ。これに対し、岡山市は最大8千円となっている。
岡山市のイノシシによる米の被害を調べると、2007年度が170万円、2009年度が158万円とほぼ変わらない。ところが、不思議なことに、年々持ち込まれるしっぽの数が増えている。2007年度が1013、08年度は1694、09年度に至っては2061だ。
この現象に、一番高い補助金を狙って市外からしっぽが持ちこまれているのではと、岡山市市議会で市議が指摘。今後は捕獲場所の確認及び、虚偽申告への対策が考えられるとのことだ。
岡山県イノシシ