
とうとうここまで来たか。婚活と言えば、適齢期の男女が見合いパーティーやイベントで出会いを求めるものだと思っていたが、忙しい子供たちに代わって、「親の代理見合い」がはやっているという。
ある日の代理見合い
母親Aさんは、国立大を出、一流企業に勤めていた才媛の37歳の娘の代わりに「代理見合い」にやってきた。娘は結婚に乗り気でないというが、早く孫の顔が見たいAさんは、これがチャンスになればと参加している。
44歳の息子を結婚させるのに成功した、母親Bさん。4~5回、親の婚活イベントに参加してから理想のお嫁さんを見つけた。「親を見ればどんな教育をしたか判るし、普段の生活も見える」ので、当人同士の見合いよりスムーズに行ったという。
戦前は、写真見合いというものもあったし、親が決めた相手と結婚するという事もしばしばあった。自由に生きていける現代日本で、まるで時代を遡るかのように、「親の代理見合い」が流行しているとは、何とも皮肉である。
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