
他の国に比べて日本人は働き過ぎのようだ。オンライン旅行サイトの株式会社エクスペディアの有給休暇調査で、日本は、20ヶ国の調査地域領域内で、有給休暇の取得日数と消化率でワースト1を記録した。
有給休暇調査2011
調査は北米、ヨーロッパ、アジア、南米、オーストラリアで行われた。対象は16歳以上の有識者男女で、各国300サンプル以上、合計7,083サンプルであった。
支給された有給休暇が一番の多いのは、ブラジル、フランス、スペイン、ドイツの30日間。そのうちドイツ以外は30日すべてを消化しており、ドイツは30日中28日を取得している。その次に有給休暇が多いのは、スウェーデン、イギリスの25日間。双方とも100%使い切っている。
これに比べ、日本は支給された有給休暇が11日間で、そのうち取得したのはたったの5日間。ちなみに米国は支給された有給休暇が14日で、そのうち12日間を消化している。お隣韓国は、支給日数は10日間と少ないが、7日間取得している。
日本でこれほど有給休暇が使えない理由は、「上司が有給休暇を取るのに好意的でない」「金銭的余裕がない」「予定の企画不足」などの理由がある。また、せっかく有給休暇を取って旅に出ても仕事の事が「決して離れない」という人が20%で、他の国と比べてダントツに多い。
せっかく有給休暇を与えられても、真面目過ぎる日本人。なかなかすべてを使えないようだ。来年こそは、ワースト1を返上して、少しでも余裕のある生活をしたいものである。
株式会社エクスペディア