
オバマ政権が昨年11月16日新型の核実験を行ったことが、判明した。同国のエネルギー省国家核安全保障局(NNSA)が1月5日発表した。
ニューメキシコ州のサンディア国立研究所において、X線を使う手法で臨界前核実験を実施したのだ。
以前の臨界前核実験では、地下の核実験場で高性能の火薬を爆発させて衝撃波を生み出し、プルトニウムがそれにどう反応するか調べた。
X線で
だが新方式では、強力なX線をプルトニウムに照射して高温・高圧の状態を作り出し、プルトニウムの反応を調べた。
7月から9月の間にも同様の実験を行ったことが分かっており、新型の臨界前核実験はこれで4回目だ。
NNSAは「備蓄している核兵器の安全性を確認するために行った」と説明しているが、オバマ大統領は「核なき世界」を約束していたため、日本の被爆者は特に強く抗議している。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)