
日本ではタンス預金という名前がある。資産家が、税金の対象となる現金を銀行に預けずに、家のタンスに隠すといった意味合いだろうか。あるいは、へそくりをそっとタンスの引き出しにしまっておいたりするのだろうか。どうも米国では、タンスの代わりに冷蔵庫が使われているようである。
米マリスト大学世論研究所の調査
米マリスト大学世論研究所(MIPO)が調査したところ、4分の1以上(27%)の米国人が、冷蔵庫にお金を隠しているという。一方、19%が靴下の中、11%がマットレスの下に入れてあるとのことだ。その他に10%が料理用の瓶に、9%が家の中のどこかに置いてあり、17%が家の中には良い隠し場所がないと答えている。
年齢別に見ると、45歳以上の米国人は、21%が家の中にはお金の良い隠し場所がないと思っており、その数は45歳未満の米国人(10%)の2倍以上になっている。また、女性の28%、男性の25%が、冷蔵庫こそが家で1番適切な隠し場所だと考えている事も分かった。
ということは、米国では、もし、人の隠し財産を知りたかったら、冷蔵庫を開ければいいのだという事になる。また、頻繁に冷蔵庫を開ける家族に、自分の隠し財産を知られていいのだろうか。旦那さんに黙ってへそくりしている人は、どうやって隠しぬいているのか、そのテクニックも知りたいものである。
米マリスト大学世論研究所ホームページ(英語)