
岡山県旧片上鉄道吉ケ原駅駅長コトラ(オス)が5月6日をもって引退することとなった。コトラは、駅長職としては、和歌山県貴志駅のたま駅長より5年先輩だという。
コトラのお仕事
旧片上鉄道は、岡山県備前市片上駅から久米郡柵原町(現美咲町)の柵原駅までつないでいた鉄道だ。1991年7月1日に全線廃止された。その後開園した柵原ふれあい鉱山公園に片上鉄道の12両の車両が保存され、そのうち9両が、片上鉄道保存会によって毎月第1日曜日に、旧吉ケ原駅付近の300mを展示運転している。
吉ケ原駅駅長コトラのお仕事は、その展示運転の際に、駅長として乗客たちに挨拶することだった。2002年生まれのコトラは今年10歳。人間でいえば60歳ぐらいで、ちょうど定年の年齢となる。ゆっくりと余生を楽しみたいからだろうか。このたび、後任を助役のホトフ(オス、3歳)に譲った。今後は嘱託職員として、ホトフを助ける予定。
立派に駅長を勤め上げたコトラには、残りのニャン生を楽しく過ごしてほしいものだ。
片上鉄道保存会駅長猫コトラの独り言