
アベノミクス効果で今年のボーナスは少し期待できるのだろうか。また、その使い道はどうなのだろうか。株式会社クロス・マーケティングが全国の20~69歳の男女に「冬のボーナスに関する調査」を行った。
調査結果
アベノミクス効果によって、ボーナスの支給額が上がるのではないかと思われていたのだが、実際には今冬の予想ボーナス金額の平均は昨冬のボーナス金額の平均額を下回るとの結果が出た。半数以上の人が「今冬のボーナス」には期待していないと答えた。
実は、これまでの不景気の影響や将来への不安は根強いようなのだ。そのために、ボーナスの使い途は、全ての年代、属性において「貯金」「生活費」の補てんが1位、2位を占めた。消費者は決して浮かれてはおらず、「ボーナスは貯金や生活費に充てざるを得ない」という回答が、「ボーナスを思い通りに使いたい」という回答を大幅に上回った。
来年は消費税が8%に上がる。そうなると、今年よりさらに厳しい状況になりそうだ。それもあって今冬の消費者の態度は慎重なのかもしれない。東京オリンピックの開催という明るいニュースがあっても、まだまだ冬の時代が続きそうな日本である。
株式会社クロス・マーケティング