
よく、13日の金曜日や仏滅は運が悪い日だなどと言うが、倒産とそうしたアンラッキーデイは関係があるのだろうか。株式会社東京商工リサーチが2000年1月1日~2016年5月20日までに倒産した22万8,787社を分析した。すると以下のような原則があった。
(画像はプレスリリースより)
倒産日の原則
まず、日付では「5日」に倒産する企業が多かった。次いで10日、6日、7日、4日と上位5位までが月初に集中。月末に手形が不渡りになり、土日をはさんで3営業日目に銀行停止処分を受けた企業が多かったためと見られる。
また、曜日では「水曜日」が一番多かった。土曜日と日曜日は非常に少なかった。六曜では「仏滅」が最多だった。その後を「赤口」と「大安」が続き、良い日であるはずなのに、ご利益はないようだった。
最大級のアンラッキーデイは「5日」「水曜日」「仏滅」の3条件が重なった日。2000年1月以降の2002年6月5日、2003年3月5日、2006年4月5日、2008年3月5日がそうした日に当たるが、何とそれぞれがその年の1日当たりの倒産平均件数を3倍以上も上回った。
見えない力が作用したかのような何とも不思議な結果だが、やはり日本は東洋なだけあって、13日の金曜日はまったく関係なかったようだ。
株式会社東京商工リサーチ