
平成16年に犬猫の飼育数が15歳以下の子供の数を抜いた現代日本。最近、犬の高齢化が進み、介護問題がクローズアップされている。
犬の介護サービス
家族同様に育ててきた愛犬が、年老いて足腰や目が悪くなったり、寝たきりになったり、認知症になって徘徊したりするにつれて、飼い主の介護疲れもいや増してくる。これに対して、様々なサービスが生まれてきた。
「ヤマヒサペットケア事業部」(大阪市)では、紙おむつや歩行補助器などの介護商品を販売、大阪府の「泉南動物病院」では、高齢犬のデイケアサービスを行い、寝たきり犬の体の位置を変えたり、食事、排泄、入浴の面倒を見ている。
これら介護サービスのニーズは高まる一方で、介護商品の売り上げは年々増加。また、デイケアサービスも、大型犬で介護が大変な場合や、飼い主の外出の際に使われており、今後ますます需要が高まると見込まれている。
愛する家族を最期まで見守りたいという気持ちは大切だ。だが、老老介護ならぬ、老老犬介護で倒れないようにしたいものである。
ヤマヒサペットケア事業部泉南動物病院