今年から国勢調査のやり方が変わったため、市町村では大変な負担増となって、疲労感に満ち満ちている。一体何があったのだろうか?
個人情報保護
今回、個人情報保護の見地から、調査票を封筒に入れ、調査員に中身が見えないように渡す事になった。また、郵送の方法も取り入れた。そのため、従来、調査員が必ず内容をチェックしてから提出していた調査票が、ノーチェックで市町村に提出される事になったのだ。
誤記、記載漏れの山
封筒を開いてみると、名前すらなかったり、出生年月日、学歴など漏れていたり、マークシートが書き間違えたり、完全な調査票は50枚に1枚ぐらいしかないというから驚きだ。市町村には、通常業務の後に点検したり、休日返上で修正に取り組んでいる所もある。膨大な作業の発生に、担当者は、国が調査項目を減らすべきだったと嘆いている。
市町村は残業ばかり。その残業代は国民の税金。これではまさに酷勢調査ではないだろうか。
国勢調査