
秋も深まり、ギンナンが実る季節となった。栃木県小山市井岡の自治会公民館「井岡集落センター」には樹齢100年のイチョウの木がある。毎年、多くのギンナンがなるので有名だ。
イチョウの危機感のせい?
今年はいつもと少し様子が違っている。イチョウの一部にギンナンがたわわに実り、今にも折れそうになっているのだ。何かの拍子で裂け目が入った一本の枝が、見たことのないほど多くのギンナンをつけている。猛暑も拍車をかけたようだが、一番の原因は、イチョウの頑張り。枝が折れるかもしれないと危機感をつのらせ、種の保存に走ったようなのだ。近辺の人々も、このギンナンの量に驚いている。
重みに耐えて頑張るイチョウが人間的に見えるのは、このせちがらいご時世のせいだろうか。
ギンナン