
ハローワークと言えば、会社を辞めた人が次に就職するため、仕事を探しにいく所のはずだったが、今、大きな変化が起きている。
大学生たちが押し寄せる
これまで見慣れなかった大学生たちが、ハローワークに押し寄せているのだ。就職内定率は57.6%といまだかつて見たことのない低い数字。会社訪問やOBのつてなどで、採用が決まっていた今までとは全く違う。就職は超難関なのだ。
国が現状対策として、全国のハローワーク内に「新卒応援ハローワーク」を立ちあげたところ、9月末から10月末までに約3万人の大学生たちが訪れたという。中には、会社を受けても受けても内定がもらえない学生も多々いた。この試みはいくらか功を奏し、10月末までに、2,090名の内定者が出たそうだ。
既卒者への対策
既卒者に対しても対策が取られている。既卒者を新卒者と同様に採用した企業には100万円支給するシステムがあり、そのお陰で求人数10,000人のうち160人が正社員として採られたとの事。
それでも、数多くの求職大学生が、まだ内定を貰えない状態だ。他にも就活塾ビジネスも盛んとなっており、親まで就活に参戦しているという話もある。
「とにかくどこでもいいから入りたい!」という若者の悲鳴が聞こえてきそうである。
仕事のパイが少なくなっている現在、何か有効な手立てはないのだろうか。これでは日本の未来が危うい。
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