
日本で振り込め詐欺と言えば、息子や娘を騙る詐欺師がお年寄りをだますイメージが強いが、米国では違う形の振り込め詐欺が発生している。
交際相手募集者に振り込ませる
手口はこんな感じだ。まずは交際相手探しサイトやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に偽のプロフィールを掲載する。交際相手募集者をすっかり騙してから、国外の送金先に送金させ、連絡を取れなくする。
相手が詐欺師である兆候は色々だ。運命の相手だなどと簡単に言う。会いたいが不幸が起こったなどというのも怪しい。会いに来るための費用を振り込ませるなどというのはもっての他。ビザ取得、子供や家族の診療費を払わせるなどに至っては、もう詐欺師である事が濃厚だ。
米連邦取引委員会(FTC)では、“怪しい兆候”を掲載し、振り込め詐欺への注意を呼び掛けている。
日本でもこれからこの手の詐欺が増えるかもしれない。「運命の相手」がそう簡単にいない事を肝に銘じておこう。
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)米連邦取引委員会(FTC)