
日本でネットの利用者は、若い人が多いと考えられているが、米国ではシニア世代の利用が拡大し、全世代にネットが行きわたってきている。
米国での調査結果
米国のピュー・リサーチセンターの調査によると、ネット利用者は若者中心ではあるが、最近、SNSやネットショッピングのシニア世代利用者が急増しているという。たとえばSNSだが、74歳以上の利用者は、この2年で4倍増。全体の16%が利用している。
また、オンラインショッピング、オンライン口座、電子メール、検索サイト、商品のレーティングでも、シニア世代の利用が増えている。
なお、世代別にみると、18歳~33歳の「ミレニアム世代」がオンラインゲームや携帯メールを多く利用するのに対し、それ以上の56歳~64歳の「ベビーブーマー世代」や74歳以上の「G.I.世代」は、政府公式ウェブサイトを見たり、金融情報を確認するといった使い方をしているようだ。
以上から、より高齢な人々がオンラインでのコミュニケーションやエンターテイメントに参加してきており、その伸びは急速である、様々な分野で高齢な人々の躍進が見られるといった結論が出されている。
多くのベビーブーマー世代が定年を迎える日本が米国に習うのも時間の問題か。
ピュー・リサーチセンターSNS