
農村での嫁不足は日本でも深刻だ。中国の農村はさらに深刻な様子。そこで闇ブローカーを通じた人身売買が行われている。しかし、最近、買ったお嫁さんを転売するという信じられない事件が起こった。
結婚生活が嫌になり転売を図る
中国江西省の49歳の男が、ブローカーから2900元(約3万6千円)でお嫁さんを買ったという。しかし、せっかく手に入れたお嫁さんは、精神病の疾患があった。虚言癖や逃走癖に悩まされ続けた男はブローカーに「不良品」の「返品」を願ったが受け入れられず。そこで、最終的に決断したのは別なブローカーを通じての転売だった。
次の使用者に4000元(約5万円)で転売できた男は、売上のうち、2700元(約3万4千円)を手にしたので、あまり損はしなかったようである。しかしながら、男と転売に関係したブローカー2人とも逮捕されることとなった。転売されたお嫁さんのその後は定かではない。
なお、人身売買の対象は中国人から外国人に移っているとのこと。脱北者などの難民や、東南アジアからの出稼ぎ労働者などが狙われている。家族が側にいないので、音信不通になっても怪しまれないからのようだ。
成長著しい中国。一人っ子政策や男女産み分け政策のつけが回ってきたのであろうか。光の裏には影が潜んでいる。
江西省