
新しい百貨店の開店や再開発で賑わっている大阪・梅田で、3月からミツバチの飼育が行われている。
ミツバチの飼育
中心となって手掛けているのは、ヤンマー株式会社の社員だ。ヤンマーといえば、農業機械や、建設機械、農業用エンジンの会社というお堅いイメージがあるが、その本社の屋上には、約9万匹のミツバチが生息しているのだ。
きっかけは、ヤンマーの社員とその知人が、東京・銀座で養蜂が行われているのを知り、大阪でも試したいと会社にもちかけた。ヤンマーは、社屋の屋上に巣箱を置き、資金面でも援助することとなった。
ヤンマーの本社は、阪急梅田駅の一等地にある。まさに大都会の中に、自然の恵みが舞い降りたかのようだ。屋上からは既に約30キロの蜂蜜が採取されているという。
この「梅田ミツバチプロジェクト」には、梅田駅近くの茶屋町地区の企業関係者も参加。いずれは、「地元産蜂蜜を使った特産物開発も行いたい」と意気込んでいる。
ヤンマー株式会社