
世の中には変わったものに依存している人々がいるものである。米国フロリダのカップル、マイクとトリーナが依存しているのがコーヒー浣腸(エネマ)だ。
コーヒー浣腸(エネメ)
コーヒー浣腸とは、コーヒーエネマともいい、浣腸の一種。コーヒーを肛門から注入し、直腸と大腸の掃除をするのを目的としている。
トリーナによれば、このコーヒー浣腸を最低でも日に4回はするとのこと。一番多い時で日に9回か10回したこともあるらしい。依存するようになったのは2年前からだが、1ヶ月に少なくとも100回は行っており、延べ6,000回ほどになるという。
きっかけはトリーナの消化機能が腎臓と肝臓のせいで、うまく働かなかったことだった。色々調べてコーヒー浣腸に行きつき試したところ、気持が良くなり病みつきになってしまったそうだ。夫のマイクも初めは嫌だと言っていたが、試してみたら、こちらもまたやめられなくなってしまった。
トリーナはコーヒー浣腸をやめようとしたこともあるが、その都度気分が悪くなり、1回は腎臓結石になって救急病棟に担ぎ込まれた。こうしたこともあって、どうにもやめられなくなったようだ。
さて、2人がこれほどに入れ込んでいるコーヒー浣腸だが、欠点は時間を取ることだ。幸いにして双方とも在宅勤務なので、机からトイレの移動は問題ないそうだ。
また、専門家によれば、カフェインは脱水症状と高血圧を引き起こす可能性があるという。トリーナの家族は、いつか心臓発作を起こすのではないかと、何年も医者に行っていない彼らを心配している。
家からも出られないコーヒー浣腸。どう考えても健康的ではないように見えるのだが、当事者にはこれしか手段はないのだろうか。
コーヒー浣腸