
今、カナダの人々をうならせているのは、1100万ドル(約8億9000万円)の宝くじ当選金をほとんど寄付したアレンとバイオレットのラージ夫妻。二人は、7月に宝くじに当たったのだが、手元にわずか20万ドル(約1600万円)のみ残し、後は各方面に贈った。
幸せはお金で買えない
贈り先は、家族、病院、消防隊、教会、墓地、慈善団体など。当選金を小切手にして、それぞれに送った。
ラージ夫妻が当選金の大半を寄付した理由は、「幸せはお金で買えない」と考えたから。ノバスコシア州で慎ましく暮らしている二人は、すでに必要なものは充分手にしていると思っている。バイオレットさんはガンと闘っているが、化学療法でも吐き気が無いのは幸運と語る。
ラージ夫妻のラージはLargeである。名前だけでなく、心もとても大きい方たちらしい。この美談は、カナダ中のマスコミで取り上げられ、ラージ夫妻の笑顔が人々を癒しているようである。
ノバスコシア州