
パリ・コレに出るもモデルと言えば、日本人では富永愛、杏など、長身ですらりとしたモデルを思い浮かべる。ところが、2011年春夏パリ・コレクションでは、ベテランや肥満体、素人体型のモデルたちが活躍している。
各高級ブランドのモデルたち
たとえば、
ジャン・ポール・ゴルチエは、「皆のためのファッション」がモットー。巨漢の米国歌手、ベス・ディットーがメインモデルである。
また、
シャネルでは、80年代に活躍したベテランモデルを取りそろえた。
さらに
バレンシアガは、街で声をかけた素人女性たちをモデルに起用している。キャラクターの強い人たちを集めたそうだ。
リーマン・ショック以降、今までの高級路線は苦戦を強いられている。ブランドの目指す方向が、より現実的な女性たちに一歩近づいた形だ。
多様なモデルたちの体型に、一般女性もほっと安心するに違いない。
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